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アキュムレータ(ACC)を使用することで、油圧ポンプの小形化や電動機をアイドリングストップ運転できるため、設備費が抑えられ、消費電力量も削減できます。アイドリングストップ運転させることで作動液の温度上昇も抑えることが出来るため、クーラーも不要となり、作動液の劣化防止も図ることができます。
また、ポンプ・油圧源機器の故障時、および停電時などの緊急油圧源として使用することも可能です。
エネルギー蓄積
(省エネ・節電)
油圧ポンプから出た油でアクチュエータを動かすと同時に、アキュムレータに油を蓄積します。
油圧ポンプが停止した状態でアキュムレータより油を供給します。
アキュムレータの圧力がある設定圧力に下がったら、油圧ポンプを再起動します。
エネルギー蓄積
(スピードアップ)
油圧ポンプから出た油をアキュムレータに蓄積します。
稼働時には油圧ポンプからの吐き出しに加え、アキュムレータに蓄積した油を吐き出します。
アクチュエーターのスピードアップ(増速)が図れます。
閉回路の管内圧力が、温度変化により圧力変動が大きい場合は、アキュムレータを使用することによりほぼ一定圧力に保つことができます。
また、長時間加圧状態を保つ装置(圧力保持回路等)などでは、漏れによる圧力低下を防止するためにアキュムレータを使用して圧力低下を少なくします。
温度補償
閉鎖回路の作動液温度が上昇すると液体は膨張し圧力が上昇します。
上昇した圧力をACCで吸収し圧力上昇を少なくします。
閉鎖回路の作動液温度が下がると液体は収縮し圧力が下がります。
低下した圧力をACCで補い圧力降下を少なくします。
漏れ補償
油圧バルブやシリンダーシール部からリークしたエネルギーをACCで補充しています。
カウンターバランス
重量が加重された場合、ACCの圧縮仕事量として吸収し、重量物とバランスを取ります。
重量が軽減されると配管の圧力が下がるので、ACC内の窒素ガスが再び膨張し、重量物とバランスを取ります。
ショックアブソーバ
走行中段差を越える時、車両の車体と車輪の間のショック(衝撃)をACCで吸収します。
走行中段差を越える時、車両の車体と車輪の間のショック(衝撃)をACCで吸収します。
ポンプなどの脈動発生源の近くに、省エネ・節電機器のアキュムレータを設置することで、
回路内の脈動を減衰させることができます。
回路内の脈動が減衰されることで、振動や騒音も低減され、機器の損傷も防止することができます。
脈動吸収
発生した振動をブラダの収縮により吸収します。
脈動吸収
発生した振動をブラダの収縮により吸収します。
弁の急速開閉などにより生じる衝撃圧力は、省エネ・節電機器でもあるアキュムレータを衝撃発生源の近くに設置することにより、緩衝することができます。
また、回路内の衝撃が減衰することで、振動や騒音も低減され、機器や配管部材の損傷を防止することができます。
衝撃緩衝
バルブを急速に閉じることによりパイプラインに衝撃圧力が発生します。
ACCはその衝撃圧力をブラダの圧力により吸収します。それにより衝撃圧力を吸収して圧力上昇を抑えます。
トランスファーバリア形アキュムレータは、ブラダをピストンとして作動させることにより、ポンプの代用として流体の移送を行うことができます。
トランスファーバリア
ブラダをピストンとして作動させることでポンプの代用として流体を移送します。
ダイナクリーンは、作動液の汚染、酸化劣化の防止を目的とした密閉タンク内の圧力を安定させる機器です。
密閉タンクの液面が下がった際、ダイナクリーン内のブラダが収縮することにより、その中の空気が密閉タンクに送られ、密閉タンク内の圧力の変動を調整します。
ダイナクリーン
密閉タンクの液面が上がった際、密閉タンク内の空気がダイナクリーン内のブラダに送られ、ブラダが膨張することにより、密閉タンク内の圧力の変動を調整します。