NACOL_J_2024_04
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リリーフ弁アキュムレータ圧力計チェック弁油圧源溶栓警告!警告!はじめに51.容積計算時の注意2.アキュムレータの品目番号決定時の注意選定時の注意使用前の注意据え付け時の注意・リーク量や液体の圧縮量は、必要吐出し量Vwに加算してください。・ポンプとアキュムレータ間の圧力損失は最高作動圧力P3から差し引き、アキュムレータとアクチュエータ間の圧力損失は、最低作動圧力P2に加算してください。・作動温度範囲に応じたガス封入圧力P1を、P22の計算例を参考に定めてください。・アキュムレータを用いた省エネルギー液圧回路の設計を行うとき、圧力スイッチを付け、ポンプをON−OFFさせることが重要です。・アキュムレータの最高使用圧力や許容給排流量が、回路の仕様を満たすアキュムレータを選定してください。・作動流体や作動温度に適合したブラダ材質、金属材質のアキュムレータを選定してください。・難燃性作動油(水−グリコール系作動油・HWBF・リン酸エステル油等)を使用する場合は、内面塗装なしのアキュムレータを選定してください。・アキュムレータ設置場所(国)の適用規格に合致したアキュムレータを選定してください。・衝撃緩衝および、脈動吸収に使用するアキュムレータは、アキュムレータがない場合に発生する最大衝撃圧力、最大脈動圧力より高い、最高使用圧力のアキュムレータを使用してください。・最高使用温度での長時間の使用はブラダの劣化を早めます。最高使用温度の80%(横置きの場合70%)以下を目安に使用してください。・アキュムレータを使用する前に必ず取扱説明書をよく読み、安全を第一に考えて使用してください。・アキュムレータは、圧力容器(高圧ガス保安法では、「高圧ガス製造設備」と称す)です。取り扱いは、取扱説明書に記載の注意事項を厳守してください。・ アキュムレータを配管と接続する時の継ぎ手、バルブ類は必要流量に合った口径を選択してください。・ ブラダ形アキュムレータの設置方向は、給排側が下になる縦置きが最も望ましいが、横置きまでの範囲で据え付けができます。倒立では使用できません。・ ピストン形アキュムレータは、設置方向に制限はありません。・ ブラダ形アキュムレータを横置きで使用する場合は、許容給排流量や許容圧縮比率が小さくなります。・ メンテナンスを行うために、給気側上方向(軸方向)に300mm以上の空間が必要です。・ アキュムレータを配管端末に取り付けますと、アキュムレータ内を出入りする流体が循環しないことが原因で、アキュムレータ内の流体温度が上昇し、ブラダやシール材の寿命が短くなることがあります。流体が循環するような回路にしてください。・アキュムレータは当社出荷時には簡易防錆処理を施していますが、設置場所に合わせて適正な防錆処置を施してください。・右回路図の様にアキュムレータと逆止め弁やアクチュエータの間に、リリーフ弁を設け、アキュムレータや継ぎ手類の最高使用圧力を超えないようにしてください。使用にあたっての注意

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