NACOL-J_2024_02
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8警告!窒素ガス封入時の注意作動時の注意保守点検時の注意分解、組立、廃棄時の注意外国為替及び外国貿易法による規制・当社よりアキュムレータを出荷する時は、輸送中の安全やブラダの疲労を考慮して、ガスを封入しておりません。使用する直前に温度変化を考慮の上、ガスを封入してください。(P20参照)・窒素ボンベは、14.7MPa(35℃時)用と19.6MPa(35℃時)用の2種類があり、封入圧力に応じて使い分けてください。・ガス封入工具は、異物混入によるガス漏れを防止するため内部にきれいなガスを通し、ゴミを除去してから使用してください。また、ガス漏れの原因となりますので、使用後は必ずガス封入工具をアキュムレータから外し、蓋付きの箱で保管してください。・アキュムレータを組み込んだ油圧回路は、運転停止時に、アキュムレータの液体圧力を自動的に排出するか、または回路からアキュムレータを確実に隔離してください(JIS B8361 油圧シテスム通則より)。・頻繁に液圧がガス封入圧力以下に下がるゼロ圧作動や、1カ月以上ガスを封入したままで作動しないゼロ圧放置は、不具合原因になりますので注意してください。・次のような現象が発生したら作動を停止し、回路圧を大気圧に下げてから、ガス封入圧力を点検してください。−アキュムレータ回路内の圧力計の指針が、平常時に比べ大きく振れはじめた時−蓄圧時間が、平常時に比べ短くなった時−アクチュエータの作動速度が、平常時に比べ遅くなった時−配管振動や騒音が、平常時に比べ大きくなった時−タンクの液面が、平常時に比べ異常に上昇または下降した時・使用1週間後、その後は1年ごとに“ガス圧測定”を行い、漏れおよび外観の点検を行い、記録してください。 ガス圧測定後、温度変化を考慮してガス封入圧力の過不足を調整してください。 使用流体、使用温度、作動サイクルなど使用条件によっては、測定期間を短くします。 ガス圧の測定記録を活用して測定期間を見直してください。・アキュムレータよりタンクの液面が高い場合は、アキュムレータ元弁のメインバルブと、ドレンバルブをともに閉じてから作業してください。もし、アキュムレータ本体内に液体が溜っている場合は、ブラダ挿入前に抜き取ってください。・新品のブラダを組み込む際は、各部品に異常(錆、傷、腐食、摩耗、変形)がないことを確認し、異常があれば、新品の部品と交換した後、ブラダ外表面に作動液を塗布してから組み立てしてください。・製品は、輸出貿易管理令別表第1第16項に掲げる貨物に該当します。・製品を、軍用装置、原子力や大量破壊兵器などの用途で、輸出貿易管理令別表第4の2に掲げられる地域(ホワイト国)以外の国向けに輸出する場合、輸出規制(キャッチオール規制)を受けます。・該当するお客様は、経済産業省へ届け出し、許可を取得してください。

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